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ヨーグルトメーカーで作る玉ねぎ麴

玉ねぎの旨味と優しい塩味が混じり合い、これだけでも味付けが決まる便利な万能調味料。玉ねぎの成分でお肉はふっくら柔らかくなりますし、野菜炒めなども旨味倍増します。
魅力たっぷりの玉ねぎ麹ですが、ヨーグルトメーカーで時短&簡単に作れます。

 

玉ねぎ麹は美味しくて栄養価が高い便利な調味料です。
ヨーグルトメーカーなら保存容器をしっかりと消毒さえすれば、細かな温度管理なしで作れます。

 
コンソメスープ風
玉ねぎ麹スプーン1杯お湯100cc
+ねぎ油を1,2滴
黒コショウを軽く振りかけて簡単美味しい スープの出来上がりです


ヨーグルトメーカーは、温度調整機能が付いているものが多いので、玉ねぎ麹作りに適しています。温度が安定してキープできるので失敗しづらいです。
メーカーによっては発酵時間が違いますので説明書に従ってください。

簡単!玉ねぎ麹の基本の作り方

必要な道具は普段使っている道具でOK!
玉ねぎは新玉ねぎでも普通の玉ねぎでもOKです。すりおろせば滑らかな食感になります。

◆道具  ・おろし器(玉ねぎをおろすのに使う)
 ・混ぜるのに使う大きめのボウル
 ・混ぜる用のスプーンやへら
 ・密閉できる保存容器(タッパーなど)
 カビを防ぐためにも、保管するタッパーや混ぜるスプーンは雑菌が付かないよう、清潔なものを使用してください。
◆材料  玉ねぎの水分量で水は調節してください。新玉ねぎや、すりおろした場合は少ない量でOK
 食感を残したい場合は、みじん切りにして水は多い量にしてください
 ・米麹   100g(乾燥麹)
 ・玉ねぎ  300g
 ・塩     30g
 ・水     100~140cc
 
生麹は麹菌が生きているので酵素の力が強い半面、保存期間が短く、一方の乾燥麹は保存期間が長く取り扱いしやすいです

 


◆手順

(1) 米麹をボールでほぐして塩を混ぜる
まず、米麹をしっかりと手でほぐします。この時に塊が残ってしまうと、均等に麹菌が働いてくれません。
一粒一粒パラバラになるまでしっかりとほぐしましょう。しっかりほぐれたら、塩を均等になるように混ぜ合わせます

(2) すりおろした(みじん切りした)玉ねぎとしっかり馴染むように、手で揉み込むように混ぜます。
滑らかな玉ねぎ麹にしたい方はすりおろしましょう。すりおろす場合は出てきた水分も捨てずに加えます。
(食感を残したいのであれば、みじん切りにするのもよいです。塩を混ぜた米麹に、細かくみじん切りした玉ねぎを混ぜ合わせます)
(3) ヨーグルトメーカーに入る容器に移して、軽く蓋をして60℃,8時間に設定して保温してください。

(4) 1~2時間で麹が液体を吸って麹の粒が表面に出ていたら、麹が液に浸かるくらいまで水を加えてかき混ぜます。
(5)水を加えるのはこの1回きりで、あとは時間がくるまで保温して待ちます。

できあがり

どろっとして色が乳白色からオレンジやピンクがかってきたらできあがりです。塩味も角が取れてまろやかです。

玉ねぎ麹の賞味期限

手作り玉ねぎ麹の賞味期限は、冷蔵で約1ヶ月~2ヶ月ほどになります。
風味が変化してくるので、できるだけ早めに使うよう心がけるのが大切です。
冷凍庫なら4ヶ月くらい。完全に固まらないので解凍せずにすぐ使えますが、カビなどの雑菌の繁殖を防ぐため小分けにして保存するとよいでしょう。

写真:冷凍庫で凍らしてもすぐに使用できます。